錦鯉日記 その40 乳酸菌の薦め。

元気ですか~!。

私は忙しすぎて、親の務めも果たせておりません。
子供の卒業式に出席するのも忘れておりました。
ポンコツな親ですが、それでも子は育っていくものです。反面教師です。

さて、前回から続き”餌について考える”に一つの答えを出したいと思います。
本日より乳酸菌の先行販売を始めました。

先行販売というのは、パッケージがまだ出来ていないという意味です。
出来るだけお安く販売する為に、このままでも良いのではと思うのですが。

今回の題名にもある通り、何故、乳酸菌を薦めるのか?
それは、胃の無い錦鯉は多くの腸内細菌を持つことが重要だからです。

私共は販売鯉の説明をする際、この系統はどうの、質がどうのと言っておりますが、鯉の質を開花させるためには内面を整えてあげなければなりません。

色んな添加物の入った高価な餌を与えるのも良いかもしれませんが、工場で餌を作る工程では必ず熱を掛けます。
熱に弱い添加物も多く、成分表の数値がどこまで効果が期待出来るものであるかに疑問もあります。

乳酸菌には整腸作用があり、腸の働きを低下させる悪玉菌が湧きにくい腸内環境を作ります。
免疫能力を高める効果もあり、強健な体作りに一役買ってくれます。

弊社の販売する乳酸菌にはオリゴ糖、クエン酸が添加されております。

クエン酸はミネラルの吸収を促し、オリゴ糖は整腸作用もありますが、善玉の腸内細菌を増やす作用もあります。

腸内環境が整うと健康美、体表に艶が出て来ます。
当然、以前より消化吸収も良くなり、糞の質が変わり水質の悪化も軽減されます。
乳酸菌は飼育水の硝化バクテリアにも良い作用を与えます。

餌に乳酸菌を添加して与えるだけで、相乗効果が起こり飼育環境も良くなって行くのです。
セールストークではなく、乳酸菌は使い続けて効果が出て来るものです。
1週間、2週間の使用で効果を実感できる人は少ないと思います。
余程熱心に観察しなければ直ぐに効果が実感出来るものではありません。

しかし、使い続けると必ず違いは出て来ます。
数か月たってから、良かったのかな?って感じのお客様がほとんどだとは思いますが。

弊社の販売する乳酸菌は菌を培養する会社が注文を受けてから菌の培養を始めます。
作り置きの商品ではなく、生菌です。
与えれば確実に鯉の体内に菌が入ります。

私がこの乳酸菌の効果を一番実感できたのは鯉の毛仔に与える餌に添加した時でした。
間違いなく毛仔の死亡率が減り、第一選別時に揚って来る稚魚の数が変わりました。

近年は別の方法で毛仔の致死率を下げる方法を試みていた為、あえて乳酸菌の毛仔への使用は控えておりました。

が、本年度より以前の方法に戻そうと思っております。
免疫能力を高める方法は、現状乳酸菌の使用が一番効果的だと再認識した、ここ数年です。

先行販売を開始したのには理由があり、越冬明けの鯉に餌を与え始める時にも効果が有ると思ったからです。
越冬明けの鯉は餌を与え始めた時に体調を崩す事が良くあります。

乳酸菌を使用して越冬明けで代謝の落ちた腸内環境を整えてあげましょう。

餌にお金を掛ける事にあまり興味の無い方、一般の餌を与えていても今迄よりは餌の成分をキッチリ吸収する事が出来る様になると思います。

錦鯉を飼育している方も様々で、皆さんが高級な餌を与えている訳ではありません。
高級な餌が鯉にとって良いとは一律に言えない部分もありますが。
しかし、どんな餌を与えるにしても乳酸菌を添加する簡単な一手間で鯉が健康状態が上がります。

餌についての一つの答えは、どんな餌を与えたとしても、それを消化吸収する土台が出来ていないとより良い結果は出ないという事です。

最後に簡単な使用方法をお伝えします。

乳酸菌 500cc

①,500ccで餌、15~20キロに対応します。
②,餌に添加する際は、霧吹きなどに詰め替え吹きかけるのがベストです。
使用量が多くても問題はありませんが、餌がべとべとになるまで添加する必要はありません。
餌が若干湿る程度で構いません。
③,添加した餌は常温で1週間は効果が落ちませんが、3日以内に使用する事をお薦めします。
④,乳酸菌は開封後、涼しい場所であれば6か月保存可能です。
出来れば、冷蔵保存をお薦めします。
⑤,開封後空気に触れるとパック内におりの様なものが出来ますが品質に変わりはありません。
⑥,液体は生菌の保存状態を保つために若干ゼリー状になっております。

ご質問が有れば何時でもお受けしております。
どしどしお問い合わせ下さい。

実は愛犬、愛猫にも効果があります。

では、また次回で。