購入から飼育まで

着状況

発送の方法商品は写真のように発泡スチロールの箱に入れて発送させていただきます。

大型鯉、小型でも匹数の多い場合は段ボールの箱になります。

写真のように商品到着時、袋の中の水がきれいな場合に限り、鯉が入ったままの袋を水槽や池の水面に浮かべ、 温度合わせをしてください。ただし、15分が限度です。

開封

開封使用しているビニールは一般では販売されていない丈夫な袋を使用しております。再利用されたい方は縛っているゴムの一番上の一巻だけをとればビニールを破ることなく簡単に開封できます。

水合わせ1

水合わせ

発泡スチロールの箱で送られてきた場合、破損がなければ水合わせ時に使用できます。池や水槽の水面で温度合わせが終わったら、送られてきた水ごと鯉をタライやバケツに入れ、写真のようにエアレーションをしてください。

※※注意※※

水面が波打つほどの強いエアレーションは行わないでください。小さな鯉などは逆に疲れて弱ってしまいます。

水合わせ2

水合わせ

実際に放流する池や水槽の水、送られてきた袋の中の水が1:1の割合になるようにタライやバケツの中に水を足してください。

エアレーションをして20分放置します。

20分後、水を半分にし、捨てた量だけ新しく水を足してください。また、20分放置します。

放流

以上の手順が終われば放流してください。

水合わせの水ごと放流することはせず、基本的には鯉だけを 飼育池、水槽に放してください。

※注意点1※

上記の放流までの流れは、あくまでもきれいな水の状態で到着した時の説明文です。

水が汚れていたり、袋の中の糞が多く目立つ場合は水面での温度合わせをせず、直ちに水合わせの手順を行ってください。

鯉は 発送時、限られた水量で発送されます。

鯉はアンモニアに弱い生き物です。到着時の水がきれいでも鯉の尿が混じっており、それなりにアンモニア濃度が高くなっています。水面に浮かべる水温調整が15分程度と書いたのは、急激な水温上昇で鯉がアンモニア中毒になるのことを避けるためです。

 

鯉にとっては到着後、すぐに開封し水合わせの手順を行った方が良いように感じます。

しかし、この場合は最初の水合わせの割合を袋の水、池の水を2:1の割合から始め計3回の水合わせをしましょう。

※注意点2※

袋の中の水が汚れている場合、鯉が明らかに弱って到着した場合。すぐに開封し、袋の水、池の水の割合を1:3で10分、次に水を半分入れ替え15分、最後に3分の2の水を入れ替えて30分の計3回の水合わせを行ってください。

少しでも早くアンモニアから開放してあげましょう。

※注意点3※

夏季の発送時は、袋の中の水温が放流する池の飼育水より高くなっていることが考えられます。 この場合も 袋の中の水の良し悪しに関係なく、すぐに開封し水合わせの手順に入りましょう。

冬季は逆に袋の水温が低く到着します。袋を水面に浮かべる 水温合わせは 15分を限度とし、飼育水が加温されている場合は、袋の中の水が一気に上昇してしまう前に水合わせの手順に移行してください。

※注意点4※

水合わせに2日、3日かけることなどはありません。特にタライやバケツなど、ろ過器が使用されていない環境では2日以上の水合わせ等は自殺行為です。

隔離池、水槽等をご用意できる方は到着後1週間を限度に0.2%の塩水で隔離飼育してください。少数で隔離すると環境になじみにくく、おびえてしまったり餌を食べなくなってしまったりもします。

少数の隔離飼育であっても必ずろ過器のついた水槽で飼育してください。

健康状態が確認でき次第、混泳させましょう。 鯉は他の熱帯魚等と比べ丈夫です。何かおかしいなど気づいてからの処置でも殺してしまうことも少ないと思います。何かありましたらいつでもお問い合わせください。

※注意点5※

最後に必ず守っていただきたいこと!

新しい鯉を放流した場合は混泳、隔離に関わらず”三日間”は絶対餌を与えないでください。

餌をあげたい気持ちをぐっと抑えてください。新しい鯉を殺す一番の原因がこれです!

新しい飼育環境、仲間たちとの折り合いがつくまで待ってあげてください。