錦鯉日記 その56 今の時期こそ乳酸菌!

元気ですか~!。

私はヘロヘロです。
今年の春は山の雪消えが早く、十日町市の弊社養鯉池が有る地域も去年と比べ、約一ケ月近く早く入れるようになっております。
冬場は力仕事も少ない為、体がなまっており今の時期は毎年体が慣れるまでは毎日へとへとになります。

温度を掛けずハウス越冬させていた鯉達も完全に冬眠から醒め、餌を欲しがっているような状況です。
野池越冬させていた鯉達は無事、冬を乗り切り状態の良い姿を見せてくれています。

さて、皆さんの地域でも加温なしで飼育されていた鯉達にもそろそろ餌を与え始めているのではないでしょうか?

私どもは常々、春の餌やり開始時は昼夜を問わず水温が18℃を保てる様になってからとアドバイスしております。

変温動物の錦鯉にとっては水温と体の代謝には密接な関係が有り、「消化」という部分だけを考えると経験上、一般的に市販されている餌に関しては水温が18度以上ないと安全に消化できないと思っております。

特に越冬させ、長く餌を切っていた鯉達にとっては、水温が18度あるからといって急に餌を与え始めると、それも危険です。
長く腸の働き自体も休んでいた為です。
消化吸収を促す腸内細菌も休眠状態だったはずです。
これらをもとに戻すには当然準備運動が必要なのです。

鯉は水温が上がると餌を欲しがります、しかし腸の働きが目覚めていない状況だと消化不良を起こし、鯉が不調に陥る原因になります。

春に鯉を死なせてしまう方の多くが、餌の与え方を間違っているのです。
鯉は餌を与えると喜んで食べますよ、だからといって良かれと思って餌を充分与えてしまう事が鯉を殺す原因になるのです。

厄介な事に、消化不良が原因で陥る病気は直ぐに症状に出ません。
症状が出た時には致死率が高い状況に陥っています。
ほとんどがエラ病です。

私共が販売している越冬明けの鯉に関しては、お客様の処で問題が出ない様に、あらかじめ餌に慣らした鯉を販売しているのもそういう理由が有るのです。

腸内細菌を活発にさせるには乳酸菌が効果的です。
弊社の販売する乳酸菌は「生菌」で文字通り生きた菌です。
確実に腸内細菌を増やせるもので、越冬明けの鯉に餌を与え始める際にも効果的です。

生ものですから、保存している際に見た目に変化も現れます。
白い粒状の浮遊物や、のり状に見える物は酵母で品質に違いはなく害はありません。
生きている商品が為の変化です。

真夏の高温期でも食い止まりしにくく鯉の夏バテ防止にもなり、1年を通じて使用出来るものです。
鯉の免疫効果促進にもつながり、健康に飼育出来る様にもなります。
使用していると白地、紅の艶が良くなるのが分かります。

一度に餌がべた付くほど添加する必要はなく、餌がサラサラ感を保てる量を混ぜるだけで充分です。
何度も言っておりますが、一度に沢山使用するよりも継続使用する事が肝心です。

見た目に直ぐ効果が分かるものではありませんが、使用し続けると効果は実感して頂けると思います。
糞の質も変わり、水を汚しにくくもなります。

今回は商品のセールストークの様なお話になりましたが、私共も長年使用しているものです。
当然一手間掛かりますが、与える価値は有ると思います。

販売している400ccの商品で餌15kgは賄えますので、コスパも良いと思います。
私共生産者が使用する際にも、負担を感じません。

私共が実際に使用していて効果が有ると感じている商品をお薦めしております。
未だお試しの無い方は是非一度、使用して下さい。

商品は受注生産となっており、大量在庫はしない方針の為、タイミングによってはお届までに少し時間を頂く場合もございます。
常に新鮮な物をお客様にお届け出来る様にと心掛けております。

春の餌付け時に不安が有る方、お薦めしますよ。
鯉の健康は腸内細菌からです。

では又次回へ。