錦鯉日記 その44

元気ですか~!

私は相変わらず疲れております。
今の時期は野池整備、鯉放し、仔採りの準備、ハウス池の鯉の選別と仕事が多過ぎて頭がショートしそうです。

今年からの池もさらに増え、充実した錦鯉の生産、育成が可能になっております。
機会が有ればその辺もご紹介できればと思っております。

今月に入って餌のラインナップを増やしてみました。
ヘビーユーザーの方は一袋ずつ購入されているでしょうからドライグッズ販売専門の業者から購入される方が送料が安いので良いと思います。

私共は一度に沢山必要ないというお客様に向けての販売になっており、少量の販売であれば送料も安く抑える事が出来ます。
餌の品質は弊社でも使用している餌で良いものを販売しております。

一般の小売店では入手が困難な沈み餌がメインとなっております。
弊社は沈み餌の使用を常々推奨しております。
鯉の形状はもともと底の餌を食べる様な体形になっているからです。

鯉が餌を食べる時、ストレスなく食べれるという事だけではなく、同じ餌でサイズも同じな場合、一粒の重量が沈み餌と浮き餌では違う事は当たり前です。
餌取りの悪い鯉であったとしても、一粒食べられれば栄養価の摂取量が断然違います。
こういう事からも、飼育槽で負けている鯉達も餌を食べれる量が少なかったとしても何とか育って行く事が出来るのです。

鯉は一度に沢山食べたからと言って、それに比例して大きくなるわけではありません。
大きくなる鯉というのは、消化吸収力も高い性質を持った鯉で沢山食べても栄養価の高い糞をしてしまう様な鯉は飼料効率が悪いと言えるでしょう。

その点は乳酸菌を含ます事で、大きく改善する事が出来ます。

一般の愛好家様の飼育している鯉を見ると、愛好家様とプロとでは与える餌の量に感覚の違いがある様に感じます。
生産者は品評会に出すような鯉の体を作る場合、1日に与える餌は相当な量です。

一度に沢山与える訳ではなく回数です。
給餌機を使えば日に10回は与えております。

一般の飼育者が1日に与える餌と同じ量を給餌機で6回に分けて与えた場合、トータルの餌の量は同じでも6回に分けて与えた方が鯉はより大きくなり太ります。
生産者はプラス、鯉の食べっぷりを観察しながら鯉には気付かれない様に餌の量を増やしていきます。

今迄、浮き餌を与えていた方が同じ感覚の量で沈み餌に変えると、それだけでも一週間もすれば鯉の体形が変わって来る事に気付くでしょう。

餌の質って意外に重要で、鯉をより良く育てたい方は少しこだわりを持った方が良いかもしれません。
高ければ良いと言う訳ではないのが難しい所ではありますが。

例えば、当歳魚を早く大きく太く育てたいと思い、高タンパクの増体用の餌を与える。
私の経験上、これは✖です。

当歳から2歳の成長過程は代謝が激しく、劇的に成長します。
この時期に高タンパク過ぎる餌を与えると、特に手ヒレの親骨がはじけやすくなります。
手ヒレの親骨が手のアーチから外れ、短くなったり、親骨の先が外側にはじけたりするのです。
体の成長速度に骨の成長がついて来れないのが原因の一つと考えています。
良かれと思ってお金を掛けた事が悪い結果を生む事もあるのです。
これも実験済です。

錦鯉を鑑賞する際、手ヒレの形の綺麗さは重要ポイントです。
いくら模様は良くても手ヒレの形が悪い鯉は見ていて気持ちが悪いものです。

色々と書きましたが、餌の価格も昨年から2回上がっており弊社が販売する餌もあまり利益が有りません。
基本的に弊社が使用している餌のみの販売となり、餌を販売する為だけに餌をストックする事は考えておりません。

弊社は大量に餌を使用しておりますので小分けで販売している餌も全てフレッシュな餌をお届け出来ます。
自社で使用している餌をついでに販売しているという感覚なので、利益は少なくても無いよりかはましかな?という感じです。

一般に販売されている同価格帯の商品から比べると品質は高い物だと言えると思います。
弊社はストックの鯉を蓄養する際の餌代をケチったりはしておりませんので。

今月後半は本格的に立て鯉販売をしようと思います。
野池預かりの企画も考えております。
ご期待下さいね。