【錦鯉飼育の秘訣】梅雨時期の注意点 – 豪雨対策と餌やりのコツを解説
こんにちは、錦鯉飼育のプロフェッショナルです。梅雨の季節がやってきましたね。今回は、この時期特有の注意点をお伝えします。
梅雨時期の錦鯉飼育で気をつけるべきこと
まず、最も重要なのは餌やりです。外池で錦鯉を飼育している方は、特に以下の点に注意しましょう:
- 餌は控えめに:雨の多い時期は、鯉の食欲が落ちます。無理に餌を与える必要はありません。
- 水質の変化に注意:豪雨で池の水質が急変することがあります。
- 日照不足による影響:紫外線が少なくなると、水質が変わりやすくなります。
特に、濾過設備のない山水のかけ流し池で飼育されている方は要注意です。
かけ流し池の特徴と豪雨の影響
かけ流し池や野池は、大きな水たまりのようなものです。濾過槽やポンプがないため、水の循環が十分ではありません。そのため、次のような現象が起こります:
- 水面と池底で水温差が大きい(お風呂の湯と同じです)
- 水面近くには酸素が多く、バクテリアも豊富
- 池底は酸素が少なく、バクテリアも少ない
ここで問題になるのが、豪雨の影響です。
豪雨が池の環境に与える影響
豪雨が降ると、次のような現象が起こります:
- 冷たい雨水が池底に溜まる
- 酸素豊富な表層水が流れ出てしまう
- 酸素の少ない底層水が上昇してくる
結果として、池全体の酸素量が急激に減少します。これは錦鯉にとって非常に危険な状況です。
酸欠のリスクと対策
豪雨の直前に餌を与えてしまうと、錦鯉は消化のために通常以上の酸素を必要とします。しかし、豪雨で酸素が減少すると、鯉が酸欠状態に陥る可能性があります。
対策として重要なのは、エアレーション(空気の供給)です。
かけ流し池で錦鯉を飼育している場合、水量が多くても、エアレーションを行うことをおすすめします。これにより:
- 池全体の水温を均一に保つことができる
- 水質の急変を防ぐことができる
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最後になりますが、豪雨で被害を受けられた方々に心よりお見舞い申し上げます。錦鯉の被害にあわれた方で、新たに購入をお考えの際は、ご遠慮なくご相談ください。
皆様、お体にはくれぐれもお気をつけください。それでは、また次回の更新でお会いしましょう。