春の訪れと錦鯉の健康管理 – 早めの対策で安全な飼育を

こんにちは、錦鯉愛好家の皆様。今年の冬は全国的に暖かく、鯉の動きも例年より早いようです。今回は、この状況下での注意点をお伝えします。

水温と鯉の行動の変化

  • 新潟越冬ハウス:現在の水温約8℃(常温飼育)
  • 鯉は体内時計を持ち、季節の変化を感知
  • 同じ水温でも、季節により鯉の動きが異なる

春の餌やりに関する注意点

水温が上がっても、早めの餌やりは禁物です!

  • 水温18度でも、通常の餌を与えると問題が発生しやすい
  • 3月末頃から徐々に餌慣らしを始めるのが安全
  • 焦って餌を与えると、消化不良からエラ病の危険性あり

鯉の異常行動と原因

ジャンプする行動

いかり虫やウオジラミなどの目に見える寄生虫が原因の可能性

体をこすりつける行動

トリコジナが原因の可能性が高い

トリコジナについて

  • 常駐菌で、通常の飼育環境にも存在
  • 鯉の免疫力低下時に症状が現れやすい
  • 水温上昇とともに自然に改善することも

今年の春の対策

  • 例年より早めの薬浴を検討
  • 水温18度前にも一度薬浴を行うことをおすすめ

薬浴の種類

  • トリコジナ対策:ホルマリン、過マンガン酸カリ、ビオトーク等
  • 目に見える寄生虫対策:デミリン、マゾテン等

薬浴は必ず原因を確認してから適切な薬を使用してください。不適切な薬浴は鯉に悪影響を与える可能性があります。

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