錦鯉日記 その13 越冬中の皆様へ

元気ですかー!

私は腰がヤバいです。
最近はヤフオクで除雪機の検索ばかりしております。
ポンコツでも高いのですよぉ~。

今回は直ぐに本題に入ります。
皆さんは鯉飼育をされる際、原水は何を使用されていますか?
水道水?井戸水?

私共は大量に水を使用する事から水道水を使うなど馬鹿げており勿論、井戸水を使用しております。
井戸水は良い水脈に当たると、その水を使用するだけで鯉の艶が良くなったりもします。
日本国内においては井戸水はどちらかと言えば軟水よりの率が高く、海外の様に極端な硬水は少ない様に思います。
よく水がかたい、やわらかいと表現しますが日本は比較的柔らかく、海外はかたい水の国が多い様です。

柔らかい水は紅白などの紅に良い作用があり、かたい水は墨に良い作用があります。
ヨーロッパなどはこの傾向が特に強く紅白が意外と人気が無いのが、現地で飼育すると緋盤に黒シミが出やすいのです。
逆に墨物は人気があり日本で飼育すると出ない様な墨も海外ではあっという間に墨が出て来ます。

皆さんも鯉飼育の際、ご自分の好みの品種がありそれらを多く飼育されている方はこの辺を考慮して、ろ過材を一部変更するだけでも結果は変わって来ますよ。

水作りに関しては又の機会にしますが、井戸水を使用されている愛好家様に特に言いたいのですが、井戸水には雑菌が含まれております。
冬季越冬期間中、多年魚などに対し餌止めをした後、少しづつ井戸から新水を注入されている方、春先にご用心です。
春先の鯉に動きが出始めた頃、白点病に罹った事はありませんか?

菌の活動水温は鯉の活動開始水温より低いです。
鯉の代謝が活動する前に雑菌は活動を始めます。
私の経験上、越冬させている多年魚の池に冬期間井戸水を少量入れ続けていた所は春先に白点病に罹る率が圧倒的に高くなりました。
飲める井戸水であってもです。

井戸水は意外と環境に左右されています。雨の降った翌日は水質に変化が出ているはずです。
体表に現れる病気に罹り易くなる事も知っておいて下さい。
夏場の様に水温が上がっている時は、問題も起きにくいですが、越冬期間中の様に代謝が落ち免疫能力が下がっている時期は注意が必要です。

特に新水を入れる必要が無ければ止める事をお勧めします。
越冬期間中は水温8度でも1度でも鯉にとっては変わりません。
少しでも暖かい方が良いのでは?と考えるのは間違いです。冬眠させるなら完全に冬眠させましょう。
その方が春先の病気を抑える事が出来ます。

今日、ふと皆さんは冬季間どういう鯉飼育をされているかなぁと考えた時に気になりブログを書きました。
是非、参考にして下さい。