錦鯉日記 その11 昭和の墨について考える。

元気ですかー!

巷はコロナがまた流行りだしましたね。
前にも書きましたが、これだけワクチン接種が進みウィルスの殺傷能力も低下している現状では、防疫体制に奔走するよりウィズコロナを考える時期に入っているのではないでしょうか?
人自体が菌に対して耐性を持ちインフルエンザの様に共存して行く生活に移行するべきだと思うのですが、皆さんはどうでしょう?

通常、報道はされておりませんがインフルエンザの年間罹患者数、重篤化率、死亡者数とコロナ患者の現状数値を比較した場合どうなのでしょう?
こんな時、国民を引っ張って行ってくれる強いリーダーが欲しいと思うのは私だけでしょうか?

人だけではありません、生き物の自然治癒能力、免疫力、生存本能、生きる力という原点をもう少し信用しても良いのでは?

また前置きが長くなってしまいました。
今回は前回と同様、墨についての考察ですが、私の好きな昭和を一例にお話ししましょう。

豪快な墨の昭和です。商品ページに掲載した昭和ですが、稲妻模様の豪快な墨が出ている鯉ですね。
しかし、現状の墨模様は大半が緋盤の上に在ります。
私はこの墨模様は信用しておりません。
緋盤の上に乗った墨は動くというのが私の理解です。

この鯉が4歳以上の鯉ならこの鯉を見た時、ああ緋盤の上に主に墨が乗る系統なんだなぁと思いますし墨模様も今後大きくは変化しないだろうと判断しますが、そういう鯉の墨質とこの鯉の墨質は全く違います。
この鯉は墨質のすごく強い鯉です。
ましてやこの鯉は人間でいうところの小学生高学年ぐらいの成長盛りの鯉です。

商品ページでこの鯉は昭和らしい豪快な墨を持っていますとは書けてもこの稲妻模様を楽しんで下さいと書けないのは墨模様が変化する可能性大だからです。

よく見ると体中央あたりが分かり易いですが、この墨はまだ本墨でない事が分かります。
誤解しないで頂きたいのが、私はこの鯉がダメだと言っているのではありません。
この墨模様を気に入って購入されるのは危険だと言っているのです。

昭和は良くも悪くも変化の激しい品種です。
私の経験上、この鯉を来春、野池に入れるとまず間違いなくこの墨はフッ飛びます。
水槽、庭池などの透明水で飼育すると変化は徐々にですが野池の様に濁り水で外敵から目視しにくい状況下にいると鯉自身が認識すると本墨でない墨は一気に消えてしまいます。

一旦消えてから次に出てくる墨が本墨といって動きにくくなる墨なのです。
白地に出ている墨は動きにくいですが、重ね墨に関しては環境の変化に左右されやすい墨という事も知っておいて下さい。
ですから私共は昭和を作出する際、主に白地に墨が出てくる系統の親鯉を使用しています。
これは完成形での話です。

写真の鯉は実際よりかなりお安い価格を付けましたが、緋の質も良く緋模様も整っています。
墨模様が今後どの様になったとしても、観賞価値の下がらない鯉だと判断しています。

現状の墨模様を気に入られて購入されたお客様をがっかりさせたくないという思いで今回のブログで取り上げてみました。

参考になれば何よりです。
質問などに対しては必ず返答させて頂きますので、なんなりとご質問下さい。

では、また次回で。