こんにちは、錦鯉愛好家の皆様。新潟もようやく仔採りの準備が整いつつあります。私共の地域は雪消えが遅く、沢にはまだ雪が残っているほどです。今回は、新しく始める野池預かり企画についてお話しします。
野池預かり企画の概要
今年は少し大きめの明け2歳で、少数ではありますが野池預かりの企画を行う予定です。
写真の立て池は1反以上あり、ここに約70本の鯉を放つ予定です。主に紅白と孔雀が中心となり、昭和は別池で立てる予定なので、この企画にはほとんど含まれません。
企画の趣旨と特徴
- 大きくしてこそ良さが出る鯉を出品
- 当歳時ではパッとしない鯉の変化を楽しむ
- 価格は遊べる値段に抑える(飼育費1本1万円を予定)
- 自然下で育った鯉の素晴らしさを体験
野池飼育で当歳から2歳に立てる時は急激に伸びます。ハウス池でゆっくり育てれば緋が飛ばない鯉も、野池では飛んでしまうこともあります。しかし、自然下ですくすくと育った鯉の素晴らしさは格別です。
リスクと保証について
野池飼育には一定のリスクがあります。70本立てても、秋に70本揚がってくることはほとんどありません。死亡や負けてしまう鯉も出る可能性があります。
通常、死亡保障などは一切ないのですが、この企画を毎年行う予定なので、死亡した場合、1年目に限り次回再チャレンジの権利を付与します。第2回の立て鯉企画の際に、死亡した鯉と同等額の鯉を1本無料で選んでいただけます。
錦鯉の楽しみ方
ネット販売では、どうしても先に良くなりそうな分かりにくい鯉が売れ残ります。私共としては、そういう鯉を購入いただき、飼育しながら変化を楽しんでいただきたいのです。
安価でも見所のある鯉、先に綺麗になる鯉、永くお楽しみいただける鯉を出品するよう心がけております。もちろん、全ての鯉が良くなるわけではありませんが、真摯に鯉と向き合っているのは事実です。
最後に
池揚げ時期は10月の最終週を予定しております。天災による全滅の場合、保証はできませんが、それ以外では皆様に錦鯉の本当の楽しさをご紹介できればと思います。近々出品いたしますので、楽しみにお待ちください。