お元気ですか~!
さあ、外池飼育の皆さん。
そろそろ秋の消毒シーズンですよ。
屋外で錦鯉の飼育をしている方は、新しい鯉を迎えているかいないに関わらず年2回寄生虫の駆除をしなければならない事は今までもお伝えしております。
あなたの気付かない所で鳥などが水を飲みに来ています。
その鳥が寄生虫を運んでくるのです。
例えばいかり虫を駆除せずそのまま越冬に入るといかり虫が刺さった個所からバイ菌が入り化膿し穴あき病の様な症状に見えたりします。
現在ではきっちりと消毒作業を行っている生産者の中では穴あき病は長年にわたり発症しておりません。
現在の穴あき病に見える症状は寄生虫が原因になっているケースが多く見られるように思います。
年2回、春と秋に何故駆虫が必要なのか?
それはまず、鯉の代謝が機能している水温と寄生虫が行動できる水温の違いからです。
寄生虫の行動可能水温域の方が錦鯉より低い水温まで可能だという事です。
鯉に寄生虫が付いている場合、水温が下がり鯉の抵抗力が下がった時に患部が悪化するのです。
冬場に問題が出た場合、水温が低い為薬が効きません。
ですから越冬に入る前、池の水温が昼夜に関わらず20度を切りだす時期に駆虫をしておく必要が有るのです。
春は、越冬中に新たに寄生虫の種が侵入している場合の対策として行います。
前述している通り春は鯉の代謝が上がるより先に寄生虫の活動が始まります。
水温が18度を超えるようになれば駆虫をしておきましょう。
薬はデミリンを使用します。
飼育水1トンに対して1g、撒きっぱなしで構いません。
予防の為の駆虫の場合、1回で構いませんが、明らかに寄生虫が付いていると目視できる場合、1回目から1週間後にもう一度合計2回は薬を散布して下さい。
薬はネットで簡単に手に入ります。
「デミリン250g」で検索してみて下さい。
送料込みで¥4000.以下で購入できます。
我々から購入するより安価です。
粉の物を購入して下さい。 この薬は常備薬として下さい。
秋以降に野池揚がりの鯉を購入される場合、自宅の池に合流させる前にトリートメントを行う方は念の為に駆虫をされる方が良いかもしれません。
弊社の場合は必ず駆虫した鯉を販売致しますが全ての販売者がそうだとは限りません。
環境になじんでいる鯉が水面で跳ねるなどの行為が見られる場合は調子が良く見えても虫が付いているかもと疑う必要が有ります。
薬浴中は餌を切る必要はありませんが、控えめにして下さい。
まだまだ鯉は越冬に向けて体力を蓄える為に餌を欲しがります。
鯉はこれから美しくなるシーズンです。
墨物もこれから水温が下がって来るとグンと出て来るでしょう。
皆さん、安全に越冬させる為に準備しましょう。
質問など有りましたら、ホームページお問い合わせの欄でお尋ね下さい。
では皆さん、また次回で。
錦鯉飼育楽しんで下さいね。