錦鯉販売 錦鯉通販 錦鯉ネット販売 野池揚がり! 銀白 42cm BNY-087
野池揚がり! 銀白 42cm BNY-087
本格的な秋の野池揚がり鯉、初売り特価です。
野池揚がり直後の撮影の為、全体的に粗さはありますが冬場は3割増しで綺麗になると思って下さい。
コントラストを楽しむ一本です。
銀白という品種は、純血種というのは無く、金昭和の緋模様が飛んだ鯉です。
この鯉の頭のプラチナ地が抜けていないのは、緋模様が有ったものが飛んだ痕のようにも感じます。
体のプラチナ地に関しても若干の黄ばみが有るのは、まだ赤の色素が抜けきっていないのが原因かもしれません。
オスだとしても体形は良く、メスの様に太身の付く体形を持っております。
金昭和に関して、少しお話しすると、この品種というのは基本的に立ては効きません。
金昭和という鯉は光り物の中でもプラチナ地が厚くなって来ます。
プラチナ地が厚くなるという事は、緋模様を飛ばし、墨も弱くなって来ます。
基本的に大きくせず、締め飼いに徹した方が良い品種と言えると思います。
この鯉に関しても墨がこれから強く出る事は考えにくいのです。
もし、金昭和の販売で将来的に墨が強くなるでしょうと言う説明が有れば、それは限りなく嘘と言っても良いと思います。
当歳から2歳という事であれば、ありえます。
が、3歳以上の鯉となれば、それは無理があります。
全国展の品評会の中でも大型鯉の金昭和で墨艶の有るしっかりした墨模様の鯉などは見た事が有りません。
逆に60cm以上の金昭和で墨がしっかり出ている鯉は奇跡的で、少々模様が悪くてもそれだけで値打ちが有ると言えると思います。
では、この出品鯉の何処に価値を見出すかというところですが。。。
それは元黒とプラチナ地のコントラストではないでしょうか?
体の墨は弱くなっても元黒は残ります。
プラチナ地は綺麗になって行くでしょうから、体と元黒の対比が綺麗に見えるのです。
この説明文の全てが正しい訳ではありませんが、鯉を見る時の一つの参考にされるもも良いと思います。
錦鯉は色んな特性があり、大きくしたいからと言って何でも大きくしたら良いものではありません。
血筋が大切で、御三家であったとしても模様が良いからと大きくしても大型系統の鯉でなければ体のラインが崩れてしまいます。
愛好家様の中で、鯉を見ただけで系統が分かる方は稀だと思います。
失敗もあるかとは思いますが、飼育の中で何かを感じ取って下さい。
錦鯉作り、飼育と言うのは奥が深いものです。
レベルの違いはあれど、生産者も皆さんと同じような思いで飼育しているのです。
生産者が年老いても生産を中々辞めれないのは、皆さんと同じ様に錦鯉に夢を見ているからです。
秋、鯉の野池揚げが終わった後、爺さんが生け簀のはたに立って煙草を一服している時、すでに来年はああしよう、こうしようと考えているのです。
本日最後の出品ですので、銀白を肴にぷちブログの様な説明欄にしてみました。