間違った飼育法が横行しているこの世界。

元気ですかー!

そういう私はぼちぼちです。
一年以上前になるのですが、寝違いから首を痛めてしまい首の脊髄がほんの少しずれた為に、
神経を押しているようで、それから体の筋力のバランスが変わってしまい今だに完治しません。

痛めた当初は左腕に力が入らず、力仕事が多い鯉の仕事に支障をきたしてしまいました。
医者は軽傷なのでそのうち治りますよとの事でしたが今でも引きずっています。
リハビリもし、治らず大きな病院でMRIまで撮りましたが、大きな病院の先生も言う事は同じで
大したことはありません、そのうち治ります。

薬はシップと痛み止め、胃薬。
いまだに決定的な治療も受けられず自分の狂った筋力と付き合っている日々です。

少し極論かもしれませんが、同じ専門分野でも研究が進んでいる分野とそうでない分野がある様です。
医療も患者数の多い生死に係る分野は進歩しているかもしれませんが、コアな部分は未だに単純医療です。
皆さんにも経験はないでしょうか?

鑑賞動物の世界でもある意味同じかもしれません。
犬、猫等は人と同じ様なレベルで診察してくれる病院もありますが、錦鯉の様なコアな世界ではどうでしょう?

多くの愛好家の皆さんはご存知だと思います。
”調子が悪くなったら、とりあえず塩”
鯉屋さんやショップの店員に病気治療の相談をした際、「とりあえず塩を入れて様子を見て。」

しかし、塩は万能薬ではありません!
病気の判定もせず塩を使用するのは危険です。
塩水にする事で爆発的に増殖する病原菌もあり長期間塩水飼育すると鯉が脱水症状を起こし他の病気に罹る事も有ります。

他者から見れば私達は専門家の様に思われ、自分はプロだという自負もあります。
しかし、日々勉強しているのが現状です。
生き物に対しての対応は千差万別で、アドバイスを受ける時は可能であれば複数の人に意見を聞いて下さい。
私共も同じ飼育者として出来る限りのアドバイスをしたいと思います。
飼育環境の違いで治療方法も変わります。
せっかく癒しを求めて飼い始めた鯉でも、調子が悪い鯉を見ているとこちらまでストレスが溜まります。

以前にもお知らせしましたが、他店で購入した鯉でも構いません、ご遠慮なくお問い合わせください。
馬鹿の一つ覚えの治療法などありません。
専門家が言う事だからと頭から信じるとひどい目にあうこともあります。
残念ですが、勉強、試行錯誤の歩みを止めてしまっている専門家もいる事でしょう。

自分の体の不調を治してくれる人を見つけられない今、ふとこんな事を思ってしまいました。

明日は今日より良くなっているといいなぁ。